小3から高3までサッカーをやっていましたカサイチカ(@chi___z)です。
今回するのは、まだ『なでしこジャパン』という言葉が生まれる前の話で「女の子なのにサッカー!?」驚かれることもしばしばな頃のお話。
わたしにとっては普通にがんばっていたことだったから、気にしてなかったんですけど、 過去の自分を思い出してみると「よくやってたわ自分(苦笑)」ということもあります。
それは高校時代、『男子サッカー部』にひとりで門を叩きに行ったことです。

高校生なんて男女の体格差が歴然で、そのなかに入れてもらって一緒に練習するって結構 無謀ですよね(笑)
もちろん大変なことはたくさんありました。
今回は女の子が男子と一緒にサッカーをする上で気をつけることや、私の体験談をシェアしたいと思います。
目次
まず、女の子が男子とサッカーをするのは可能なの?

そもそも高校生の男子と女子なんて、体格も体力もぜんぜん違いますよね。
サッカーをしているひとならわかると思うんですけど、サッカーってかなり激しいんです。身体が思いっきりぶつかったり、足を蹴られたり、ケガするタイミングはたくさんある。
それでも女子と男子が同じフィールドでサッカーをすることは可能だったのか…?
結論から言えば、難しかったです(笑)
当たり前ですよね。
しかも、わたしは「157cm」で特別身長が大きかったわけでもない。ボールの競り合いで吹っ飛ばされることだってあります。
キープしないといけない場面ですぐボールをとられて悔しいやら申し訳ないやらで悩んだ こともあります。
悩んだ末「高校サッカーでは女子は試合に出られないのに、サッカーしてる意味あるのかな?」って練習をサボってたことも…。当時の部活仲間に相談したか記憶はさだかじゃないけど、悩んでたこともあったんですよね。
その中でモチベーションにしていたのは
「もしわたしが女子日本代表に選ばれるくらいうまかったら、対等に競えてるはずだ」という気持ちです。
簡単に言えば、わたしが下手なだけ。
わたしがフィジカル弱いだけ。
本当にうまい選手なら、女子でもこのサッカー部で目立てるだろうなと思って練習を続けました。
わたしの思う「女子でもうまい選手」は中学のときに一緒のチームでプレイしてて、その後日本代表で活躍してた『高瀬愛実(たかせめぐみ)』選手です。
中学のときに同じチームだった歳下の女の子(高瀬選手)が、高校の選抜にも選ばれていたり、中学でも男子サッカー部に入って男子よりも目立つくらい活躍していたのを知っていました。
きっと彼女なら、わたしみたいに足を引っ張ることなく高校の男子サッカー部の中でもバリバリと活躍 していたんじゃないかな(笑)
そう思うと自分はもっと努力できるはずだ!と過去のチームメイトの存在に支えられてましたね。
そうゆう意味でも、中学3年間「女子チーム」でプレーしていたこともよかったなと思えました。
女子と男子がサッカーをするときに起きるハプニング
苦労することも多かった男子とのサッカーでは、もちろんいろんなハプニングもありました。
それはプレー中に身体の接触が多いことです。
相手にボールが取られないように手でガードしたり、バランスを崩さないように身体を使うなかで男子の手が身体に当たるわけです。
ありがたいことに、わたしのいたサッカー部の男子は「女子」ではなく、チームメイトとしてみてくれていたので、痴漢のようにわざと触ったりすることはなかったですが、事故みたいなものはありますよね(笑)
それでも、わたしはサッカーのプレー中に「女子」だって気を使われるのがイヤだったので、もし手が胸に当たっても絶対に気にしないことを貫きました。
だって気にして「胸に当たった!」って練習を止めるくらいなら、サッカー部をやめて女子の部活に入れよって感じじゃないですか!
自分が自ら男子サッカー部に入ったのに、それは違うと思ってプレーしたし、なによりサッカーがしたかった。
そして サッカー部の仲間と一緒に強くなりたかったんです。
女子のカラダを理解してもらうには?

高校生にもなると女子と男子の身体はぜんぜん違います。
たまに体調がわるくて練習ができないこともありましたが、そんなときはわたしは素直に言ってました。
「生理で体調悪いから休みたい」と。
生理の不調を正直に伝えた「ふたつの理由」
生理の不調を正直に伝えていた理由は ふたつ。
サッカー部のみんなはほとんど彼女がいたし、高校生にもなると女の身体についての知識はあると判断したから。
もうひとつは、生理を冷やかす幼稚なひとはいなくて、むしろ心配してくれて素直に伝えようと思えたから。
顧問の先生に言うのも最初はすごいイヤでしたが、言ってみたらみんな「そうか。仕方ないよな」と受け入れてくれました。
でも環境によって理解してもらえないこともあるかもしれません。
中学生・高校生は思春期に入っていろんなことに敏感だし、100%受け入れてくれるわけじゃない。きっとこうゆうことが、女の子がサッカーを続けられない原因のひとつだとも思います。
逆を言えば、わたしが高校でもサッカーを続けてこれたのはそんな理解してくれるチームだったからです。
絶対に自己申告しなきゃいけないわけじゃないですけど、一緒にサッカーをするなら理解してほしいところなので、素直に言ってみてもいいかなと思います。
女子が男子と同じメニューの筋トレをできるのか?
男女の身体の違いで、気になることのもうひとつは「筋トレ」
わたしが通っていた高校は日本最北端にある北海道の『稚内高校』です。
ご想像のとおり、冬はありえないほど寒いんですよね。雪も降るし、海風も強くて、当たり前だけど外でサッカーなんてできません。
なので、冬の期間は基本的に「体づくり」がメイン。校舎のなかで筋トレをします。
まず廊下を何往復も走って持久力アップ、そのあとに恐怖の筋トレメニューが続きます。もちろん女子でも(笑)
腹筋何十回もして、腕たてをして、女子マネージャーをおんぶして階段を上ったり、なかなか頑張ってたと思います。
でも、当時の仲良かった女子バスケ部の友だちに話しを聞くと、女子バスケ部も同じくらい大変なメニューをこなしていたので「女子だから」というのは言い訳にならないと反省しました。
比べる次元が違いますけど、世界で戦うアスリートたちはもっと厳しいメニューのトレーニングしているでしょうし、性別はいいわけにならないですよね。
本気でがんばりたいなら妥協はしないで、ちゃんとがんばりましょう!(お前が言うなって感じですが 笑)
「どんなサッカーをしたいか」によって気をつけることは変わる

女子が男子とサッカーをする上で気をつけることは、
「どんなサッカーをするかによって変わる」というのが根本にあります。
ここまで「わたしの場合」をメインに書いてきましたが、サッカーをしている女の子全員が同じ状況ではないからです。
わたしのようにガチでやっているサッカー部に突然入って、一緒にガチになってサッカーをする場合は、性別を意識しないで本気でやらないと「邪魔者」になります。
どんなスポーツでも、真面目にやっているひとのなかに遊び感覚で入られると困りますよね。
わたしがいたサッカー部はみんな本気で頑張っていたから、生理で体調が悪かったらごまかさないで理由を伝えたし、練習中にチームメイトの手が胸に当たろうと気にしないことを割り切った。
でも、それをサッカーをしている女の子が全員できる必要はないんです。
体力キープのためにフットサルをやっている子、たのしいからサッカーをしている子、いろんな女の子がいると思います。
全員が日本代表を目指しているわけじゃない。
だからこそ女子と男子が一緒にサッカーをするときは、お互いが歩み寄る必要があります。
ボールが怖いけど楽しみたい女の子に身体の大きい男子がぶつかってきたら、サッカーをやめたくなっちゃいますよね。
女の子がサッカーを続けるためには自分に合った環境でサッカーをすることが大切です。そして男子に理解してもらいたい点はちゃんと説明して協力してもらう。
繰り返しなりますけど、体格差・体力差がある相手と一緒にサッカーをするなら、お互いが歩み寄って楽しめる距離感でプレーしないといけないわけです。
スポーツは本気でやっても、遊びでやっても楽しいものなのでガマンする必要はないですからね。
自分のやりたいサッカーをしていきましょう!
ということで、カサイチカでしたー!


【看護師×旅×ブログ】
看護の世界しか知らないことに驚愕して7年目で病院を退職
⇒そのまま旅に出て3年
価値観を崩壊させながらバックパッカー生活を送る
ブログでは楽しめる看護師の形、ちょっと変わった看護師の働き方について発信中
👉「看護師バックパッカーの!QOLを求めて人生旅」