どうも、おハナマル☆スポーツ運営者のおハナマル(@sportsohanamaru)です。
このブログを運営し始めてから、
「スポーツを盛り上げる」ということについてずっと考えているのですが、その答えはなかなか簡単に見つかるものではありません。
しかしそんな中でも、たくさんのアスリートと出会い、スポーツを盛り上げたい方・アスリートを応援したい方とお話をしていくうちに、みんなが意外と見落としているのではないか、というものに気がつきました。
自分が関わるスポーツをもっと多くの人に知ってほしい、もっとスポーツを広めたいという方のヒントになったらという思いで、私の考えをまとめていきます。
※このページに書かれていることは私の主観であり、必ずしもスポーツ業界の現実ではないこともありますのでご了承ください。
目次
私が考える「スポーツに関するカテゴリ」-3つの層
スポーツというと、あなたはなんとなく『アスリート』というカテゴリと『観戦者(ファン)』というのを意識しているかと思います。
ただ もうひとつ忘れてはならないカテゴリがあり、それを含めた「3つの層」のバランスが大事なのではないかと思うのです。

※それぞれの層の「数量」をイメージした図です。
①専門的な層 – アスリート

わかりやすく例をあげると、「Jリーグで活躍するサッカー選手」や「日本の野球界で活躍するプロ野球選手」などがこの層に属しています。
この層は、ごく一部の技術の極められたアスリート集団なので、人数的に多くはありません。
彼らがスポーツを盛り上げるためにしていくことは、やはり「スポーツを魅せる」ということ。アマチュアスポーツ選手の目指すところであり、観戦者の憧れでいることです。
また、「魅せる」という精神的なものと平行して、それを使ったビジネス的な要素も重要で、そこからチームや個人にスポンサーをつけて【スポーツビジネス】という大きな枠でスポーツ全体を盛り上げていくことも必要になってきます。
(そして、それによりアスリート自身もスポーツを安定して続けることができます)
アスリートが目指すべきところ
こう考えていくと、その競技で「魅せる」というのはもちろんのこと、SNSやブログ・YouTubeなどで自分自身の考えや人間性を見せていき、『自分自身にファンをつける』というところが、どの選手にも重要になっていきます。
文を書くのが得意ならブログを書いてみたり、話すのが得意ならYouTubeをやってみたりと、【スポーツ以外の分野】にも時間を割くことが今後は必要になってくるのではないでしょうか。
また、「ベンチャースポーツ」と呼ばれるスポーツの場合は、アマチュア選手やファンとより近い存在でいることで、もっとその競技を身近に感じてくれるようになるので、やはりアスリートはどんどんと発信をしていく必要があります。
②プレーヤー層 – アマチュアスポーツ選手

個人的に「忘れられている層」だと思うのがこの「アマチュアスポーツ選手」の層。
スポーツをするのが好きな彼らは、そこまで積極的に観戦をするわけではありません。「スポーツをすること」が好きなので、その競技を上手くなるために試合を見たり、好きなスポーツの道具をそろえたりします。
「アスリート」と「観戦者(ファン)」を繋げる重要な層
すでに認知度の高いスポーツでは あまり重視する必要がないところなのかもしれませんが、いわゆる『ベンチャースポーツ』と言われるまだ競技人口が少なく、認知度の低いスポーツでは、この「アマチュアスポーツ選手の層」がとても大切だと私は考えています。
この【アマチュアスポーツ選手】たちは、専門職である「アスリート」と「観戦の好きな一般層」をより身近につないでくれるパイプ役になれるからです。
③スポーツ観戦層 – ファン

日本においては 多分一番この層が多く、自分自身はそこまで積極的にスポーツをすることはないけどスポーツを観戦するのが好きで、アスリートのファンに一番なってくれる層です。
多くのスポーツが、この「ファン層」を得ようと動いているのは必然であり、「アスリート」と「ファン」がなくてはスポーツを盛り上げるというのは難しいところです。
私が考えるそれぞれの関係性
ここまで見てきたように
- アスリート
- アマチュアスポーツ選手
- ファン
というのが、スポーツ業界全体を作っているカテゴリだと思います。(細かく言えば、もっとたくさんの方が関わっているとは思いますが…)
希少性のあるアスリートを多くのファンが支える。
これが一番わかりやすく、スポーツ界全体がそれを目指しているように感じます。
ですが、上でも言ったように「アマチュアスポーツ選手の層」も大事で、この「アマチュアスポーツ選手」が多いスポーツはやはり業界全体も大きい気がします。
3つの層のバランスが大事
あるスポーツを「盛り上げていきたい」と考えてるとしたら、
- アスリート
- アマチュアスポーツ選手
- ファン
のそれぞれのバランスが大事になってきます。
例えば「野球」
アスリートの部門はもちろん『プロ野球選手』で、子どもたちや野球ファンの憧れの的です。
ファンは球場観戦をしたり、テレビ観戦をしたり、WBCなどでは国民が盛り上がります。
そして、アマチュア層で考えれば、小学生野球チームは数多くありますし、学生も甲子園を目指したり、社会人になっても「草野球」をしている人たちはそれなりにいるでしょう。
そのスポーツ全体の底上げをするためには、真ん中の「アマチュア層」が鍵となっているのではないかと私は考えているのです。
「アマチュア層」が抜けるとどうなるのか…
もし、これがアマチュア層がいなかったらどうなるのか…
大きな球場に観に行くのが好きなファンたちは、変らずに好きでいてくれるとは思います。ただし、もう少し熱量の小さい ファンになりたて・もしくはなんとなく興味があるレベルだとどうでしょうか?
そのスポーツに触れる機会が極端に少ない場合、それ以上のファンになるのは難しいかもしれません。
そこに「アマチュアスポーツ選手」が関わった場合を考えてみます。
あなたの家族が始めた
あなたの子供が始めた
あなたの同僚が始めた
とても身近な人がそのスポーツを始めたとしたら、途端にそのスポーツへの興味は急上昇して、ファンになったり、もしくはあなた自身がそのスポーツを始めることになるかもしれません。
つまり「ファンを増やしたい」という大多数を相手にするのではなく、「競技できる環境を作る」という一見一部的な部分にもフォーカスすることで、逆にその【大多数】にもアプローチできる道を作っていくことが大切だと思うのです。
ベンチャースポーツは距離感を意識してみては?
まだ競技人口が少なく、そのスポーツ自体を盛り上げきれていないジャンルのスポーツは、ファンを作っていくのと同時に「アマチュアスポーツ選手」がそのスポーツを体験できる場を提供していくことが大事だと考えます。
そのために、『体験会』を企画したり、気軽にそのスポーツに触れられる・見れるように発信を強化していくことが課題になっていくことでしょう。