サッカー

【ホーム&アウェイ方式】サッカーの「リーグ」や「大会」における試合の仕組み

どうも、おハナマル☆スポーツ運営者のおハナマル(@sportsohanamaru)です。

 

Jリーグやサッカーの大会でよく耳にする【ホーム&アウェイ方式】

「字を読めばなんとなくわかるような気はするけど、詳しくわからない」

そんな方もいるのではないでしょうか。
このページでは【ホーム&アウェイ方式】という仕組みについてしっかりと解説していきます。

「ホーム」と「アウェイ」ってなに?

「ホーム」と「アウェイ」という言葉-ここでは話をわかりやすくするために、『Jリーグ』を例に挙げて、話をしていきます。

 

『Jリーグ』に参加するには、”Jリーグライセンス” というものが必要で、そのなかに「施設の保有」というものがあります。

・スタジアムの入場可能人員がリーグの規定(J1は15,000人、J2は10,000人)を上回っていること

・クラブが年間を通じて使用できる天然芝もしくは人工芝のピッチ1面・屋内トレーニング施設・クラブハウス・メディカルルームがあること など

Wikipediaより)

 

つまり、Jリーグのチームにはそれぞれ本拠地にスタジアムがあります。そして、その本拠地のスタジアムのことを「ホーム」といいます。

逆に試合相手チームの本拠地のことを「アウェイ」と呼びます。

 

【ホーム&アウェイ方式】を採用している試合は?

日本で行われている『Jリーグ』『なでしこリーグ』は両方とも長期に渡って行われる【ホーム&アウェイ方式】です。

2018年の例【ホーム&アウェイ方式による2回戦総当たりリーグ戦】

Jリーグ:34節/合計306試合
なでしこリーグ:18節/90試合

 

また、『なでしこリーグ』では、「なでしこ1部」と「なでしこ2部」などの入れ替え戦で【ホーム&アウェイ方式】が行われています。

【日本サッカーの仕組み】上位と下位でチームの入れ替え -「J1」と「J2」で昇格?降格?ちょっとややこしい【Jリーグ】と【なでしこリーグ】の昇格・降格の仕組み。「図」を使ってわかりやすく解説しました。仕組みを知って、もっと楽しくサッカーを観よう♪...

 

また、国際的な試合だと『サッカーW杯予選』が【ホーム&アウェイ方式】です。

 

【ホーム&アウェイ方式】短期決戦の場合

『Jリーグ』や『なでしこリーグ』のように長期戦だけでなく、トーナメントなどの短期戦でも【ホーム&アウェイ方式】は使われることがあります。

ここからは、その少し特殊な勝敗の決め方の解説をしていきます。

 

「アウェイ」での得点が優位

まず前提として、「アウェイ戦」で得点をした場合、ホームではないチームが優位になる仕組みとなっています。

<決まりその1:アウェイゴールは2倍>

Aチームの総得点:ホーム時…1点/アウェイ時…1×2=2点

Bチームの総得点:ホーム時…0点/アウェイ時…2×2=4点

試合の得点数自体はA・Bともに2点ですが、アウェイの試合時に2点を取っているBチームが優位となり、Bチームの勝利となります。

 

「ホーム」と「アウェイ」の点数差:他の例

そのほかの勝敗ごとに、どのように勝利が変わっていくか例を見てみましょう。

 

例その1:同チーム2連勝

この場合、Bの2連勝なので、特に問題もなくBの勝ちです。

 

例その2:試合が1勝1分けの場合

この場合も、Bの1勝1分けなので勝敗が決していて、問題なくBの勝ちです。

 

例その3:両チーム1勝1敗の場合(1)

Aチームの総得点:ホーム時…1点/アウェイ時…2×2=4点⇒5点

Bチームの総得点:ホーム時…0点/アウェイ時…3×2=6点⇒6点

最初に出した「例」と同様、アウェイの試合時に得点の多かったBの方が優位になるります。

勝敗も『1勝1敗』、入った点数も『3点』と両チームとも同じですが、アウェイの試合で3点と多く取っている『Bチームの勝利』となります。

 

例その3:両チーム1勝1敗の場合(2)

上の例と同じく、どちらも1勝1敗で、しかも得点もまったく同じです。このように、完全引き分けの場合は2試合目を延長します。

延長の方法は2通りあります。

 

①アウェイゴールを適用しない方式

延長戦では、「アウェイの優位」を適用せずに、そのままの得点を反映させて勝敗を決めます。

延長戦の結果が
<Bホーム> A:1-1:B

⇒アウェイゴールを反映させないので引き分けとなり、その大会の規定に合わせて、PK戦に進むか、完全引き分けで試合終了となります。

 

※得点がそのまま反映されるので、例えば「A:1-2:B」となれば、延長戦の結果Bチームの勝利となります。

 

②アウェイゴールを適用する方式

延長戦でも、「アウェイの優位」を適用させるので、アウェイが得点すると結果を優位にすることができます。

延長戦の結果が
<Bホーム> A:1-1:B

⇒アウェイゴールを反映させるので、表面上は引き分けですが、Aが優位になり、2試合終了後の勝者はAとなります。

 

※アウェイゴールを反映させるので、Bチームが勝利するためには「Aチーム無得点」の状態でBチームが勝つか、Aチームが1点以上の場合は「Aチームの得点×2」した数より多くの得点を決める必要があります。

 

試合の仕組みを理解してサッカーを楽しもう♪

「ホーム&アウェイ方式」は少し混乱しやすい仕組みですが、このような『勝敗を決める仕組み』を知っていると、よりサッカーを楽しめます。

おハナマル
おハナマル
「ホーム&アウェイ」という言葉を聞いたら、このページを思い出して、サッカーの試合を思う存分楽しんでくださいね!