どうも、おハナマル☆スポーツ運営者のおハナマル(@sportsohanamaru)です。
4年に1度のスポーツの祭典『オリンピック』
その中【オリンピックサッカー】では、男子サッカーにおける「特殊な参加資格」や「長い予選」があります。
このページでは、【オリンピック サッカー】の試合の仕組みについてお話していきます。
目次
オリンピックサッカー:参加資格(男子)
【オリンピックサッカー】では、男子については「年齢制限」が定められています。
本大会時点※で23歳以下であること。
また、24歳以上の選手を「オーバーエイジ枠」として3人まで使うことができる。オーバーエイジを使うかどうかは、出場国が決めることができる(つかわなくてもよい)
(参考:Wikipedia)
※厳密に言うと、規定ではオリンピックが行われる前年の12月31日時点で23歳以下の選手に出場権があります。
つまり、オリンピック予選の段階で「23歳以下」だったとしても、本大会が始まる前年12月31日前に誕生日が来て「24歳」になってしまう選手は『通常選手登録』はできないということです。
(オーバーエイジ枠では参戦できます)
☆どうして、このような「年齢制限」ができたのか というのは、『オリンピック委員会』とワールドカップを主催している『FIFA』との関係性対立の問題と言われています。
女子サッカー:参加資格
それに対し、「女子サッカー」には年齢制限がありません。これは、男子サッカーのような『オリンピック協会』と『FIFA』の対立がないからです。
『FIFA』は「女子サッカー」を普及させたいので、その点で「女子サッカー」に関してはオリンピックに協力的なようです。
オリンピックサッカー:予選
オリンピックサッカーの予選では、男女同じような仕組みが組まれています。
『FIFAワールドカップ』と同様、各大陸に出場枠が割り当てられていて、予選の方式は、各大陸の「サッカー連盟」に方法が一任されています。
このため、予選の方法が毎回変わることがあります。
(参考:Wikipedia)

年によって、予選の方法は変わる可能性がありますが、「男子サッカー予選」を参考としてお伝えすると…

<ここまでの解説>
1次予選:
18チーム(4~5チーム×4組)
→各組1位・2位チームと、各組3位のうち成績上位2チーム=10チームが2次予選進出
2次予選:
12チーム(4チーム×3組)※
→各組1位チーム(計3チーム)が3次予選に進出
※1次からの10チーム+2次からの参加国2チーム

3次予選:
8チーム(4チーム×2組)※
→各組1位・2位(計4チーム)がプレーオフに進出
※2次からの3チーム+3次からの参加国5チーム
プレーオフ:
4チーム(2チーム×2組)
→ホーム&アウェイで対戦
→勝者が本戦出場

このような仕組みで、予選から本戦出場国を決定していきます。
「東京オリンピック」の場合
ちなみに、2020年におこなわれる「東京オリンピック」の場合、開催国である日本は予選が免除されるため、予選には参加せず、本戦から参加することができます。
オリンピックサッカー:本戦
オリンピックの本戦は、「グループリーグ」の1次リーグと、「トーナメント」でおこなわれる決勝トーナメントの2部構成でおこなわれています。
オリンピック本戦:グループリーグ

グループリーグ:
16チーム(4チーム×4組)
→総当たり戦
→各組1位・2位が決勝トーナメント進出
グループリーグの順位は、「勝ち点」という【勝・分け・負け】によって得られるポイントによって決まります。

※大会の規定によって、ポイントの付け方が違うことがあるので、上のページで書かれている方式がオリンピックにも必ずしも適用されているとは限りません。参考程度でご覧ください。
オリンピック本戦:決勝トーナメント

決勝トーナメント:
8チームで勝ち残り方式で行われます。
決勝まで勝ち進み、最後の試合での勝者が優勝となります。
3位決定戦:(下図参照)
また、『2試合目敗者どうし』で試合を行い、銅メダル獲得チームを決定します。

※この例だと、「例1」と「例2」が決勝戦をおこない、「例3」と「例4」が3位決定戦をおこないます。
そして、決勝戦で勝ったチームが金メダル・負けたチームが銀メダル、三位決定戦で勝ったチームが銅メダルとなります。
【オリンピックサッカー】大会参加資格と仕組み:まとめ
年齢による「参加資格」や長い「予選の仕組み」をまとめてみましょう。
<参加資格>
男子サッカー:
大会前年12月31日時点で23歳以下であること
※24歳以上の「オーバーエイジ枠」3人分あり
女子サッカー:
年齢による制限はない
<予選の仕組み>
各大陸連盟による予選→本大会出場
<本大会の仕組み>
16チーム(4チーム×4組)のグループリーグ予選
→8チームによる決勝トーナメント
⇒優勝
『ワールドカップ』とは違い、若手が中心となる【オリンピックサッカー】
また、長い予選から見てきてわかるように、オリンピックに出場し「メダルを取る」という結果を残すのは簡単なことではありません。