どうも、おハナマル☆スポーツ運営者のおハナマル(@sportsohanamaru)です。
「FIFAワールドカップ」の予選や、本戦のグループリーグでは、【勝ち点】というポイントを使って順位を決める方法が取られています。

このページでは、その【勝ち点】の数え方を詳しく解説していきます。
目次
【勝ち点】基本的なポイントのつけ方
簡単にまとめると、試合が終わったあとに以下のポイントが各チームに与えられます。
- 勝ち=3点
- 引き分け=1点
- 負け=0点
ワールドカップのグループリーグ(本戦予選)では、4チーム1組で「総当たり戦」で試合をしていきます。
1チーム3試合をおこない、その合計ポイントが多い上位2チームが決勝トーナメントに進みます。
例:勝ち点がすべて出揃った結果(上位2チーム)

例:ロシアワールドカップ【グループD】
<解説>
クロアチア
勝ち点…3勝×3ポイント=9ポイント
アルゼンチン
勝ち点…【1勝×3P】+【1分け×1P】+【1敗(0P)】=4ポイント
【得失点差・総得点】完全引き分けだった場合
最終試合が終わり、すべてのチームのポイントが出そろっても、完全にポイントが同じ場合もあります。
その場合は、「得失点差」、その次に「総得点」を比べます。
例:「得失点差」で順位が決まった結果

例:ロシアワールドカップ【グループF】
<解説>
スウェーデンもメキシコも勝ち点は、
『2勝×3ポイント=6ポイント』で同点です。
なので、次に見るのは「得失点差」です。
得失点差とは『得点-失点』のことで、
- スウェーデン…5得点-2失点=3
- メキシコ…3得点-4失点=-1
で、スウェーデンの方が上回っているので、順位が上になっています。
例:「総得点」で順位が決まった結果
仮に、スウェーデンとメキシコの結果が下の表のようになっていたとします。

この場合も、スウェーデンとメキシコの勝ち点は、
『2勝×3ポイント=6ポイント』で同点です。
そして、次に見る「得失点差」も
- スウェーデン…5得点-2失点=3
- メキシコ…4得点-1失点=3
で同じです。
すると、次に見るところが「総得点」(上の表「得点」)になります。
「得失点差」では差がつきませんでしたが、得点数のみを見ると
- スウェーデン…5得点
- メキシコ…4得点
となってスェーデンが上回っています。よって、スウェーデンが上位となります。
【直接対決の結果】「得失点差」も「総得点」も同じだった場合
「得失点差」も「総得点」も比べてもまったく同じ場合もあります。
その場合は、そのチーム同士の直接対決を比べます。

上の表では、日本とセネガルの「勝敗」「得点」「得失点」がすべて同じで、当然『勝ち点』も同じになっています。
このとき仮に、【日本vsセネガル】の直接対決で日本が勝利をしていたら、日本が上位となります。
すべてが同じだったときの順位の決め方
上のように、表のすべてが同じで、さらに「直接対決」も【引き分け】ということが稀にあります。

例:ロシアワールドカップ【グループH】
実際の【ロシアワールドカップ】のときは、
日本vsセネガルの結果は「2-2」の引き分けでした。

画像:「2018 FIFAワールドカップ ロシア 日程・結果」-JFA.jp
その場合は、「フェアプレーポイント」というもので勝敗が決定します。
フェアプレーポイントとは…
イエローカード・レッドカード・一発退場・「イエローカード+退場」に、『-1~-5点』をつけた評価。
このマイナスが少ない方が、上位となります。
ロシアワールドカップのときは、
日本… -4
セネガル… -6
で、日本が決勝トーナメント進出となりました。
【勝ち点】の数え方まとめ
では、おさらいをしてみましょう。
<ポイントの基本>
- 勝ち=3点
- 引き分け=1点
- 負け=0点
<勝ち点が同じ場合>
得失点差→総得点
→直接対決→フェアプレーポイント
「勝ち点」の仕組みをわかっていると、よりワールドカップなどの大会を楽しむことができます。
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