どうも、おハナマル☆スポーツ運営者のおハナマル(@sportsohanamaru)です。
さて、現状を少しでも明るく、楽しい話題をお届けしようと始めた連載第二弾。
(第一弾はこちら👉「ソフトボール選手 本庄遥」)
今回は、ARスポーツ「HADO」の選手 岸本真哉(きしもと しんや)(@chom5658)さんに書いていただきました。
スポーツだけではなく、創作活動も好きだという岸本さん。
そんな岸本真哉さんのプロフィールも追いながら、スポーツがもたらしてくれるパワーについてもお聞きしていきたいと思います。
それでは、スタートです!
【岸本真哉】僕がプレーしているHADOとは?
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こんにちは!
神奈川出身、東京在住の35歳、HADOプレイヤーの岸本真哉です!
チャリオットというチームで活動していて、現在日本ランキング7位、いくつかの大会で優勝もしています。
いやいや待って!
そもそもHADOって?
という疑問を持たれる方がたくさんいらっしゃると思います。
簡単に説明しますと、
- 現実空間でバーチャルの情報を付加するAR技術を使う
- それによって実現した、「ドラゴンボール」のようにエネルギー弾をぶつけ合う
という新しいスポーツです!!
詳しくはHADOについての記事をご覧いただければと思います。

現在は自粛要請を受けて大会等のイベントは中止の状態ですが、通常であれば毎週末に大会を開催し、これから規模を大きくしていこうという競技です。
今回は僕がどのようにHADOに出会って、どうして毎週精力的に試合参加を続けているのかというお話をさせていただこうと思います。
が、その前に僕がどんな人物なのかスポーツを絡めて振り返らせてください!
①これまでのスポーツ歴:「スポーツは、家族や友人と遊ぶ手段」
まず子供の頃から一貫して言えることですが、僕はいかにもスポーツマンという人物ではないです。
小学校の頃は両親の影響でテニスをしていました。
週に一回、近所のテニススクールで大人に混ざってわいわいプレイするという感じで、大会に出ていたわけでもありませんでした。
兄や友人と近くの公園でサッカーすることもありましたが、自分から全力でスポーツをやっていた記憶はありません。
この頃は昆虫や恐竜の図鑑を眺めたり、TVゲームやレゴのように家で遊んでいる時の方が夢中になっていました。

※写真はイメージです。
自分の世界に入るような感じが好きで、スポーツはあくまでも家族や友人と遊ぶ手段という位置付けでした。
②スポーツに本気になり始めた中学時代~:「勝ちたい!」というモチベーションが生まれる
中学の頃も初めは同じようなスタンス。
硬式テニス部がないのはわかっていたんですが、部活に入った方が楽しく学生生活を送れそうだと思ってソフトテニス部に入りました。
ところが部活で試合に出るようになってから少し真剣度合いが増して、この頃運動能力が向上したことも手伝って市内で
- 団体戦優勝
- 個人戦3位
となかなかの成績を収めることができました。
相変わらず家での遊びも好きでしたが、サーブを打つ瞬間や全力でラリーをしている時間はそれらと同じように自分の世界に入るような感覚があって夢中になっていました。
高校で硬式テニス部に入ってからもその傾向は続きます。

中学時代はソフトテニス部だったとはいえ、高校では実績のあるメンバーが多かったので、「SLAM DUNKのように全国に、、、」という夢を抱いてより一層練習に没頭するようになりました。
残念ながら県以上では目立った成績をあげられないまま、高校三年間の部活は終わってしまいました。
もっとやれるメンバーだと思っていただけに相当悔しく、この悔しさは今でも大会で勝ちたいというモチベーションに深いところで影響を与えていると思います。
③HADOと出会うまで…:きっかけとなった創作活動
さて、高校を卒業した18歳からHADOに出会う33歳までには実に15年もの月日があります。
この間にテニスとフットサルを断続的にやっていたものの、ガチで練習して大会で優勝してやるぜ~というものではありませんでした。
では何にガチになっていたかというと、
- ダンス
- 音楽作り
- 小説
- 動画作り
といった創作系の活動でした。
やっぱり僕はいかにもスポーツマンという人物ではないんです。
それが今どうしてHADOというスポーツにガチで取り組んでいるのかというと、実はここで挙げた小説がきっかけになります。
「SF小説の作成」から「ARスポーツ HADO」との出会い
さあ、お待たせしました!(待っていてくれてたら嬉しいです)
ようやくHADOと出会う2018年。
その頃、僕はSF小説を書こうとしていて、ARを使った未来っぽいもので実際に体験して参考にできるものはないかと探していました。
するとたまたまTwitterのタイムラインに動画が流れ込んできました。
ビルの屋上や神社の境内で三人ずつが向かい合って光の弾を投げ合い避けあっている動画でした。
“なんだこれは!既にこんなものがあるのか!”
これがHADOのPVで、詳細を見ると体験会を開催しているようでした。
いかにも参考になりそうなものでしたし、HADO自体も面白そうだと思ったので僕は迷わず体験会に申し込みました。
その結果が今です。
35歳のHADOプレイヤー。
小説の参考にするために出かけたはずが、小説を書かずにチームを作り、ガチで練習して大会を勝とうとしている僕です。
HADOの魅力はなんと言っても現実空間で光の弾を撃てるというSF感だと思います。
これがなければ体験しようと思いませんでしたし、他のスポーツにはない大きな魅力です。
ただこれは主にHADOを始めた魅力であって、継続する理由となった魅力は他にあります。
それは新しいスポーツのジャンルが世に広まっていく歴史を一緒に作れる(かもしれない)ワクワク感です。
HADOには他のスポーツにない「SF感」の要素だけでなく、他の多くのスポーツと同様に点を取ったときの爽快感や練習することで上手くなる達成感もあります。
つまり『何それ?』と飛び付きやすい要素がありながら、時間をかけて熱中する要素もあるということです。
ですから、将来的にスタンダードなスポーツとして定着すると思っています。
その歴史をその場で味わうだけでなく、一緒に作れると考えるとホントにワクワクします。
例えば今は大会への参加チームをどんどん増やしている段階なのでチームも割りとすぐ作れます。
先日もHADOアカデミー出身のチームが出来ていました!
加えてHADO界隈には自分達で何かを作ったり発信することに寛容な雰囲気があるので、チームを作った後でもそれぞれのチームがいろんなことをしています。
僕もチームのTwitterアカウントで大喜利企画を運用したり、ポッドキャストを作ったりしています。
競技が広まるなかでチームや個人もどういうものが定着していくんだろうと試しながら活動できる楽しさがあります。
というわけで
- 現実空間で光の弾を撃つSF感
- 新しいスポーツの歴史を作るワクワク
この2つでHADOにハマり、プレイヤーとして活動しています!
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インタビュー:スポーツが与える影響・パワーってなに?
スポーツだけではなく、創作活動の経験もあり なかなか面白い経歴の岸本真哉さん。
これまで岸本さんはスポーツからどんな影響を受け、今このとき スポーツにどんな可能性があると感じているのでしょうか。
Q1、岸本真哉さんが今までスポーツから得てきたものって何ですか?
自分の世界に入るのは小学生時代にレゴで遊んでた時もそうだったと思いますが、スポーツだと入り込めてる時とそうでないときの違いがはっきりわかって、だからこそ入り込んでる時の楽しさや凄さを認識できるようになった気がします。
これはスポーツ以外でも役に立っていて、何かをするもしくはした時に自分が楽しんでいるのか、のめり込んでいるのかを把握しやすくなったと思います。
また、スポーツに限らないですが、継続したから必ず上手くいくわけではないとしても、継続しなければなかなか良くはならないという当たり前のこと『継続することの大事さ』をスポーツから学んだと思います。
Q2、こんなときだからこそ感じる、岸本真哉さんが考える「スポーツのこれからの可能性」とは?
今は試合そのものが中止や延期になっている状況ですが、少し前に無観客試合が行われていたように、今後再開する中で同じように無観客だったり動員制限しての開催だったりが可能だと思うんです。
仮にこれまでのように観客を動員しようとしても不安があって行けないというファンが少なからずいるような状況があると思います。
そうなるとスマホ等での観戦がこれまで以上に大事になってくると思うので、既に試みられているマルチアングルでの観戦や投げ銭機能等がもっと速く進化して定着する可能性があると思います。
HADOと同じようにARを使うXballというスポーツもやっているのですが、YouTubeで観戦しながら応援コメントをするとそのチームを有利にすることが出来るシステムがあります。
それと同じように能動的に参加する観戦方法が生まれるかもしれません。
Q3、コロナが収束したときに、一番最初にやりたいことはなんですか?
よく行っているお店で今は持ち帰りのポテトとカレーを買っているんですが、状況が落ち着いたら店内で出来立てのものを食べたいです。
単に美味しいから食べたいのもあるんですが、店長が「HADOのWORLD CUP」を観戦してくれたりパブリックビューイングを企画させてくれたりと良くしてもらってるので、そのお礼の意味でも食べに行きたいです。
それまで持ち帰りでサポートです。
持ち帰りとUBERでも買えるポテトとカレー美味しいのでぜひ!
代田橋のバル「awaited」の食べログ👉「アウェイテッド」
インタビューから感じた岸本真哉の感性の豊さ
スポーツ一筋の方も多い中、岸本さんからは創作活動が好きな方特有の「感性の豊かさ」を感じました。
「コロナが収束したらアヒージョを食べに行きたい!」
とファンとして支えてくださってる方への恩返しも素敵です。
ツライのはアスリートも飲食店も、その他の業種もたくさんいらっしゃるかと思います。
岸本真哉さんのご紹介
