どうも、おハナマル☆スポーツ運営者のおハナマル(@sportsohanamaru)です。
さて、現状を少しでも明るく、楽しい話題をお届けしようと始めた連載第三弾。
(第二弾はこちら👉「HADO選手 岸本真哉」)
第三弾の今回は、新しいスポーツ「ラピッドボール」を考案したあくさん(@owlisrhyming)にお話しをお伺いしました。
「新しいスポーツを作る」という刺激的な挑戦をしたあくさん。
ラピッドボール完成に至るまでには、あくさんの”ツライ経験”が関係していました。
耐えることの多い現状、明るい未来に向けての道にしていきたい!
あくさんの想い、ご覧ください。
【インタビュー】あくさんのスポーツ経歴~ラピッドボールを作り出した経緯をお聞きしました!
“スポーツの楽しさ” “「ベンチャースポーツ」のこれから”についてお話していけたらと思います。
よろしくお願いします。
【あくさん自身のスポーツ歴】たくさんのスポーツをしてきたというベース
まず、あくさんのスポーツ歴をお伺いしたいと思います。
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周りには1つのスポーツを長く続ける人が多く居ましたが、僕はいろんな球技を経験してきました。
「おもしろそう!」と思う球技があるとやりたくなってしまうんですよね。
経験してきたスポーツを年齢順にまとめると
- 9~10才:サッカー
- 12~15才:野球
- 15~18才:テニス・フットサル
- 19~才:ゴルフ・野球・フットサル
- 27~才:ラピッドボール
といった感じです。

9歳でサッカーを初めてから27歳現在まで、ほぼ途切れることなくいろいろなスポーツをやってきているのですが、10歳から12歳の間に2年間の空白があります。
この2年間が、ラピッドボールを考案する上でとても重要な2年間になりました。(後述いたします)
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【現在のスポーツに関わる活動】ラピッドボールの事を考えない日はない!
たくさんのスポーツをされてきたあくさんですが、今現在はスポーツとどのように関わっていますか?
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2019年の7月頃、ふと
「新しいスポーツを作ろう」
と思いたち、ラピッドボールの原型を考案します。
それから今までラピッドボールの事を考えない日は1日たりともありません。
- ルール考案
- 活動スケジューリング
- メンバーを募る営業活動
- SNSでの発信
- ウェブメディアへの寄稿
などなど
ラピッドボールのラピッド(=Rapid)は、急速に/目まぐるしく、と言った意味なのですが、文字通りとても忙しい毎日になりました。
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【「ラピッドボール」を作った理由】一度挫折した人にもスポーツを楽しんでもらいたい!という想い
あくさんはご自身で、新しいスポーツ「ラピッドボール」を作り出していますが、どんなことがきっかけでラピッドボールを作ったのでしょうか?
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考案した当初「なぜラピッドボールという新しいスポーツを作ろうと思ったのか?」は、自分でも良くわかっていませんでした。
誰もやったことがないことをやりたい好奇心と、あとはただただ楽しくてやってるだけ、という。。
その後数ヶ月経ってから気づいたのですが、おそらく10歳でサッカーを辞めてから12歳で野球を始めるまでの空白の2年が大きく影響しているなと思うようになりました。
僕は9歳のときにサッカーを始めました。
そのサッカークラブの中で友人もたくさんできて、とても楽しくサッカーをやっていました。
ですが、10歳になったころから、踵(かかと)が腫れ、強い痛みを感じるようになりました。
お医者さんからは「成長軟骨の異常発達」と言われました。成長期特有のモノらしく、体が出来上がるまではスポーツ禁止と宣告されました。
大好きなサッカーはおろか、体育の授業もほぼ参加できず、ただ立っているだけでも痛みがあるくらいだったので、スポーツとは無縁の生活を送ることになりました。

※写真はイメージです
そのような生活が2年ほど続いたのですが、中学生になったときに、友人から野球部に入らないかと誘われました。
足を怪我しているからと断っていたのですが、しつこい友人に渋々連れて行かれた体験会で、踵の痛みがかなり良くなっていることに気づきました。
この2年で身長が20センチ弱伸びていたので、お医者さんが言っていた「体が出来上がる」状態まで成長していたのかな?
結果、僕は野球部に入部し、とても楽しい3年間の中学生活を贈ることができました。そのときの友人にはとても感謝しています。
怪我で挫折し、2年間腐っていましたが、友人の支えもあってもう一度スポーツを楽しむことができるようになりました。
僕の場合は怪我でしたが、このようになんらかの理由でスポーツを挫折せざるを得なかった人はたくさんいると思います。
そういった人たちにスポーツをもう一度楽しんでもらう為の選択肢として、ラピッドボールを考案し、届けよう、と今では思っています。
投げる・蹴る・走る・捕るの動作を1つのスポーツに詰め込んだのがラピッドボールです。
例えば、
- 何らかの理由で野球を挫折してしまった人
- 何らかの理由でサッカーを挫折してしまった人
そんな人たちが、同じスポーツの中でそれぞれの得意なプレーで大活躍する。
蹴るのが苦手でも投げれればヒーローになれるし
投げるのが苦手でも捕れればヒーローになれる
元々好きだったスポーツで培ったプレーを、ラピッドボールの中で存分に輝かせてほしいと思っています。
スポーツをゼロから作るということ
新しいスポーツを作ろう!と思い立ったは良いものの、何から初めて良いのか全くわかりませんでした。
「スポーツ 作り方」とググっても、前例があまり無いので、もちろん何も教えてくれません(笑)
攻略本無しでゲームクリアを目指すどころか、 “ゲームの作り方”を作るところからスタートする感覚です。 それも、ハードウェア本体の材質やデザインなど、本当に0から考えるように。
- 何人で行うのか
- 屋内か屋外か
- フットボール系なのかベースボール系なのか
- コートの広さは
- ボールの材質は などなど
挙げたらキリがありません。
ですが「誰もやったことないことを0からやりたい」と思っていたので、苦労もありますがとても楽しいです。
ありがたいことに、ラピッドボールをプレーしてくれるメンバーが25人まで増えました。
1人ぼっちで作り始めたのですが、今では一緒に作ってくれる仲間がいるのでとても感謝しています。
ちなみに、 ラピッドボールのルールを作る際にまずやったことは、世界競技人口が多いスポーツトップ10から、競技の概要と細かなルール、このスポーツが何故人気なのか、といったところを分析するところから始めました。
ラピッドボールのルールはそれらから多くのヒントを得ているのですが、スポーツルールの作り方に興味がある方はnoteを覗いてみてください。
👉note「【新スポーツ考案】魅力をデザインする」
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【わくわくを感じさせるスポーツの可能性】「じらし」からの興奮度MAX
既存のスポーツをやる・広めるのではなく、新しいスポーツを作り出したあくさんから見て、今だからこそ考えられる”スポーツのワクワク感を生み出す可能性”って何だと思いますか?
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スポーツにおけるワクワク感は「焦らし」です。
焦らしに尽きると思っています。
今、活動自粛せざるを得ないこの状況は、まさに焦らされている状態です。
新しいスポーツを考案するにあたって、色々な既存のスポーツを分析しました。
その中で 「スポーツの試合の中で最も興奮(ワクワク)するポイント」にフォーカスして考えたことがありました。
例えば、サッカーで最も観客が興奮するシーンは得点が決まった時です。
あまり得点が入らないように作られているサッカーにとって、 3-0で勝っているときの4点目よりも 1-2で負けているときの2点目の方がより興奮します。
つまり「勝ち負けに大きく影響する得点」のシーンでは興奮度がMAXになります。

そして
- このフリーキックが入れば同点
- このPKを止めてくれたら勝てるかも
のように 「勝ち負けに大きく影響する得点を予感させるプレーの数」に比例して、興奮する回数も多くなります。
かつ、そこには観客に想像させる間が必要で、「もし〇〇したら」 「ここで〇〇されたら」 とあれこれ考える時間を与えることで期待が膨らみ、 そうなったときの喜びによる感情の上下の幅こそスポーツの醍醐味であると考えました。
つまり何が言いたいのかというと、 今あらゆるプロスポーツが自粛に追い込まれ、暗い毎日を送っているファンの方々もたくさんいると思いますが、その分、活動再開できたときの喜びや感動は大きくなると思います。
今は、耐えて耐えて耐えて、また再開できたときに喜びを爆発させましょう。
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コロナが収束したときに、一番最初にやりたいことはなんですか?
それしかありません!!
みなさんも一緒にどうですか?(^^)
マイナスをプラスに変えていく あくさんの強さ
「スポーツを創り出す」という、人がなかなかやらない挑戦してきた あくさん。
スポーツをやれなかった期間をバネに、そしてそのときに感じた悔しさ・経験を糧にしてきた彼には、マイナスをプラスにしていく強さを感じました。
今は耐え忍ぶとき。
あくさんのご紹介

