どうも、おハナマル☆スポーツ運営者のおハナマル(@sportsohanamaru)です。
さて、現状を少しでも明るく、楽しい話題をお届けしようと始めた連載第四弾。
(第三弾はこちら👉「ラピッドボール考案者 あく」)
次世代のITスポーツ「Sassen」
今回は、そのSassen協会代表の本村隆馬さん(@sassen_karate)にお話しをお伺いしました。
「誰でも、どこでも、手軽に楽しめる」それがSassenの良さだという隆馬さん。
どんな条件でも楽しむことができる
Sassenを通して そんな「生涯スポーツ」を目指している本村隆馬さんの想い、どうぞご覧ください。
目次
【インタビュー】本村隆馬さんがSassenを通して実現したいこと
本村さんがSassenを通して実現したい”スポーツの未来”について、お話を聞いていけたらと思っています。
よろしくお願いします。
本村隆馬さんが考える「Sassen像」とは?
Sassenは「ITと融合した武道」といった印象ですが、本村さんはどのような想いをもってSassenに関わっていらっしゃいますか?
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おっしゃるとおり、SASSENはITを使ってサムライの真剣勝負を現代に再現した次世代スポーツです。

※Sassenの試合の様子
昔で言えば命のやり取りをしていたサムライですが、その勝負をITの力で手軽に体験できるようになりました。
さらに、単なるスポーツということだけではなく、IT技術の進展に伴って出来ることが増えていくのも魅力です。
また、いかに手軽にできるかを重視していますので、ルールや道具は最小限です。
SASSEN刀とスマートフォン(iPadやiPhone)があれば、どこでも同じレベルの試合ができるのです。
手軽さを忘れないでいようという想いは常にあります。
一つはルール。
追及していくとどんどん複雑で玄人好みのものに変わっていくのですが、なるべくその考えはやめたいと思っています。
たった今初めてSASSENをする人が「難しそうだからやりたくない」と思わないものにしています。
もう一つは道具。
これも同じ考えです。
SASSEN刀と自分が持っているスマホがあれば、どこでもできる手軽さを大事にしています。
例えば、全国各地の公園で子供たちが「SASSENで勝負しよう!」と集まっている光景が見たいです。
昔、トレーディングカードをするために公園に集まっていたように。

また、SASSENのイメージも大事かなと思っています。
SASSENと名付ける前、このスポーツは「颯然(さつぜん)」と呼んでおり、空手の道着を着ていました。
今よりも武道色が強かったですね。
もちろん、そちらが好きな方もたくさんいるのですが「何だか怖そう。怪我しそう」みたいなイメージが湧いてしまうと「手軽」に参加できないですよね。
そのためにも、SASSENのイメージカラーやブランドイメージは優しい印象になるように心掛けています。
全年齢対象の生涯スポーツSASSENは「子供だけがやるスポーツ」でもなければ「高齢者
だけが好きなスポーツ」でもありません。
子供と高齢者が戦ったってOKなのです。
家族や友達同士で手軽にできることを広めていきたいです。
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【Sassenの可能性】「誰でも、どこでも、手軽に楽しめる」- どんな視点でスポーツを見ているのか
Sassenは「手軽にできる侍スポーツ」ということですが、ほかにはどんな魅力がありますか?
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「手軽に」もっと言えば、SASSENは年齢性別・障がいの有無に関わらず
「誰でも、どこでも、手軽に楽しめるスポーツ」だということです。
SASSENの行きつく先は「生涯スポーツ」であると考えています。
男女・大人・子供、また障がいの有無も関係ありません。
障がい者と健常者が同じルール、条件のもと対決できる数少ないスポーツです。
車いすに乗っている人や盲目の人でもできます。
また、高齢者の方に向けては、特別養護老人ホームにてレクリエーションをしています。
センサー刀を使っていかに楽しくリハビリをするかという取り組みですね。このように色々な世代で出来ることが魅力だと思っています。
基本はハンディキャップがあっても同じルールで戦えます。
ただ、ハンディキャップといっても色んなパターンがありますので、ルールは臨機応変に変えていくようにしています。
車いすに乗っている方と健常者が戦う時は、当てる場所を車いすの方の上半身だけに限
定するとか。
先日行われた全国大会では「ブラインドサッセン」をデモンストレーションしました。
盲目の方は同じ条件で戦えないので、健常者には目隠しをして、SASSEN刀に鈴をつけました。

※ブラインドサッセンの様子(左が健常者、右が盲目の方です。一番右は介助者です)
実際、ハンディキャップのある方とSASSENをする機会が少ないので、その都度ルールやアプリをアップデートしています。
ブラインドサッセンの場合は
- 健常者に目隠しをする
- 相手の場所が分かるようにSASSEN刀に鈴をつける
- どちらのSASSEN刀が当たったのか分かるように、青側白側でアプリの鳴る音を変える
など、アプリを使用者に合わせてアップデートしました。
こういう事は実際にやることで気付くものですので、その発見が面白いです。
スポーツである以上「オリンピック競技にしたい!」という目標を持っていますが、SASSENの良さを活かせるのは「パラリンピック」なのかもしれないと思っています。
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【「生涯スポーツ」を目指す】本村隆馬さんが思う”スポーツが私たちに与えてくれるもの”とは
Sassenはいろんな方に対しての「生涯スポーツ」を目指していますが、そんな本村さんにとって、”スポーツが私たちに与えてくれるもの”というものはどんなものだと考えますか?
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スポーツは、心身ともに健康と楽しさを与えてくれます。
身体を動かして汗を流し、誰かと一緒に一つのことに挑むことの楽しさがあります。
僕は子供を教えることも多いのですが、子供たちからはいつも元気を貰っているし、成長も感じます。逆に子供たちは大人の強さを感じているのではないかと。


常にスポーツは自分や他の人にも楽しさを与えてくれるし、やることで笑顔になり健康になるものだと思います。
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コロナが収束したときに、一番最初にやりたいことはなんですか?
まだまだ駆け出しのスポーツですが、福岡や東京で開催を待っている人がいます。
早く皆さんにお会いしたいと思う日々です。
スポーツをとおして感じる 本村隆馬さんの優しさ
「誰でも、どこでも、手軽に楽しめる」
そんなスポーツを目指す本村隆馬さんの言葉にの端々には、とても「優しさ」を感じました。
たくさんの人と思う存分スポーツができる日を、楽しみに待ちたいと思います!
本村隆馬さんのご紹介
